ブタの起源

イノシシと豚の違い

 豚というと白(またはピンク)色で、太っているイメージが強いようです。実際には豚の毛色は赤色、黒色の他にもたくさんあります。東南アジアでは見た目にはイノシシとさして変わらない豚もいます。では、イノシシと豚の違いはなんでしょう?あなたはいくつ挙げられますか?
毛色
 イノシシが黒色に近いものから褐色であるのに対し、豚では白色、赤色、褐色、灰色、黒色、赤白斑、黒地に白帯など多様。毛色の突然変異個体は天敵の目にとまりやすく淘汰されてしまうが、豚は人の管理下で守られながら、品種の特徴として固定されてきました。イノシシの幼獣には体軸に平行した縞模様があり、ウリボーと呼ばれています。この縞模様は生後5ヵ月ぐらいまでみられます。豚の子には稀にうっすらと縞模様がでることはありますが、ほとんどの場合見られません。
頭骨
 イノシシの牙は外敵に対する武器で、雄同士の争いには使われません。豚では外敵に対する武器は必要ないので、牙が短くなっています。それでも管理時には注意が必要です。豚では鼻も短くなっています。
体型
 豚はハム(尻と大腿部)、ロース(背最長筋)、ベーコン(肋、腹の筋肉)を多く生産するように改良されてきたので、後半身がよく発達し、胴が長くなっています。イノシシで胸椎が14個であるのに対して、豚では14〜18個あります。
発育
 体重90kgに達するのにイノシシでは1年以上かかるが、豚では6ヶ月以内。飼料の消化、吸収力も大きく異なり、腸管の長さがイノシシで平均17mであるのに対し、豚では約26mもあります。
繁殖
 イノシシは季節繁殖で、年1回、5月頃生みます。子数は平均5頭で、乳頭数は5対、2年目で初めて子を生むのに対して、豚は通年繁殖で、年2.5回ほど生むことができます。子数は10頭ぐらいで、乳頭数は7〜9対、1年目で繁殖可能です。

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