サイボクのブランド豚SAIBOKU'S PIG

サイボク商品を使った料理

70年以上の歴史が生んだ
究極のブランド豚。
「ゴールデンポーク」
「スーパーゴールデンポーク」

ジューシーでキメ細かく、
噛むほどにあふれる脂の甘みが
特長のサイボクのブランド豚、
「ゴールデンポーク」「スーパーゴールデンポーク」。
その美味しさの背景には、
「血統」「飼料」「環境」をはじめとした、
良い豚づくりへのサイボク独自のこだわりがあります。

サイボクの
ブランド豚の「種類」

ゴールデンポーク

ゴールデンポーク(GP)

  • キメ細かやな肉質で霜降りがあり、柔らかい。
  • 脂肪は白く、味にコクがある。
  • 焼いても縮みが少なく、ジューシー。
スーパーゴールデンポーク

スーパーゴールデンポーク(SGP)

  • さらにキメ細かく、霜降りのある柔らかな肉質は絹のよう。
  • 脂肪は真っ白であっさりした口当たり。
  • よく噛んで飲み込むと、のどの奥から旨味が舞い上がる。

サイボクのブランド豚を使ったおすすめの料理

ゴールデンポークのとんかつ

コクと旨味のゴールデンポークは
ガッツリ系の料理にぴったり

力強い肉の美味しさを感じるゴールデンポークは、「とんかつ」「焼肉」「生姜焼き」など、お肉をガツンと食べたい時のお料理にピッタリ!コクはあるのにくどくないその味と、肉質の柔らかさは、日頃お肉料理や揚げ物を“重い”と敬遠している方にこそ、食べていただきたいです。

スーパーゴールデンポークのしゃぶしゃぶ

絹のようにキメ細かくなめらか!
上品な美味しさのスーパーゴールデンポークはあっさりした料理に

一層の柔らかさと口の中でとろけるような、なめらかな口あたりが特長のスーパーゴールデンポーク。
とんかつ等にももちろん合いますが、「しゃぶしゃぶ」や「豚と野菜の蒸し焼き」など、お肉の味をシンプルにいただく料理や、あっさりした味付けの時にさらにその特長が感じられます。

「遺伝子」のこだわり

サイボクのブランド豚 サイボクのブランド豚

良い豚を作るためには「遺伝子」、「飼料」、「環境」の3つが大切だとサイボクは考えます。サイボクはいずれの要素についてもトコトンこだわっていますが、その中でも最も大きな、違いを作る要素が「遺伝子」です。
お肉になる豚である「肉豚」を作る牧場は日本に多くありますが、「肉豚」の元になる「種豚」を作る牧場はきわめて少ないです。
サイボクは養豚の最も川上の部分である「種豚」の育種改良から豚作りを行っています。ここに私たちの豚肉の美味しさの秘密とこだわりがあるのです。

遺伝子によって決まる美味しさ①
肉のキメの細かさ

食感は美味しさを形作る要素の一つです。キメが細かいと弾力の肉らしい食感、と肉そのものを柔らかく感じることができます。この肉のキメの細かさとは、筋繊維の細かさに由来します。つまり体質のようなもの。これは飼料や環境で作られるものではなく遺伝子で決まるため、「種豚」の育種改良がモノをいう領域です。わたしたちは豚の血統管理と選抜を何十年にもわたってやり続けてきたことで、他では簡単に真似のできない肉質づくりを実現しました。

遺伝子によって決まる美味しさ②
肉のやわらかさ

肉のキメ以外に、やわらかさに影響するのが筋肉内の脂肪量です。筋肉内脂肪が筋繊維に適度に付着していると筋繊維がほどけやすくなるため、食べたときに柔らかさを感じることが出来ます。食感もまた美味しさを構成する要素のひとつとして、サイボクでは豚肉づくりの大切な指標としているため、ゴールデンポークの筋肉内脂肪量を定期的に公的機関で分析しています。一般的な豚が2~3%の筋肉内の脂肪量と言われていますが、ゴールデンポークは5%ほどです。少ないと硬い食感になり、多すぎると脂がクドく感じられるため、適度な柔らかさのバランスを保てるのが、この数値だと考えています。

遺伝子によって決まる美味しさ③
肉の保水性

ジューシーさも美味しさを構成する要素の一つです。ジューシーさは保水性をもった肉から旨味が出ることで感じられます。お肉の持っている栄養素を抱き留めている状態といいます。保水性のないお肉は旨味が流出し、焼くと縮んで、パサついた食感になってしまいます。 保水性の高さを決める要素は、豚の健康状態に由来する「細胞膜の強さ」のほか、遺伝子由来である「筋繊維の細かさ」そして「筋繊維の種類」によって決まります。

「飼料」のこだわり

豚の飼料 サイボクブランド豚のとんかつ

私たちには目指すべき理想の豚があり、それを目指して品種改良を続けています。しかし遺伝的潜在能力を最大限発揮するためには「豚が健康に育つ」ことが大事な条件です。豚の健康を支え、良いお肉になってもらうためには飼料が非常に重要です。ここでは飼料が豚にもたらす影響と、サイボクの取り組みをご紹介します。

① 飼料による健康管理について

豚の飼料の主要原料はトウモロコシやお米です。微量ながらにこだわっているのがビタミン、ミネラル、アミノ酸、そして豚の腸内活性の為の乳酸菌です。これらの必要分量に対して十二分な量を添加しています。
配合飼料の設計によって、健康状態の良い豚と悪い豚のばらつきをなくし、豚の持つ潜在能力を引き出すためです。サイボクが豚の健康に留意する理由はひとえに健康な豚が美味しいということに尽きます。しかしこれをやりきるためにはお金がかかります。本当に良い豚を育てるという強い信念がなければできない、サイボクのこだわりです。

② 脂について

肉は赤身と脂によって構成されていますので、脂の質は美味しさを考えるにあたりとても大事な要素となります。サイボクが考える理想的な脂の融点は、人の体温よりやや上の38~39度付近です。人が美味しく感じられる最適な融点になるよう、遺伝子の選抜はもとより、飼料の配合も綿密に設計しているのです。融点に大きな影響を及ぼすのは、多価不飽和脂肪酸の割合です。「多価不飽和脂肪酸が少ない」=「融点が高くなる」と言われていますが、数値がそれを裏付けています。

項目 ゴールデン
ポーク
(GP)
一般豚 差分 対比
多価不飽和脂肪酸量 10.7% 15.3% -4.6% 69.9%
  • 一般財団法人 日本食品分析センター調べ(過去3年の平均値)

その他には、お米を飼料に配合することでさっぱりとした脂をつくり、飼料に麦系も配合することで脂に甘味が出るようにしています。ゴールデンポークの「キメの細かい柔らかでジューシーなお肉」に相応しいバランスを持った「さっぱりとした口どけの良い脂」はこうして生まれるのです。

③ 旨味について

美味しい豚肉づくりを追求する中で、ゴールデンポークに含まれるオレイン酸の量が多いことにきづきました。オレイン酸とは豚肉の旨味に関連する要素として近年注目されている指標の一つです。私たちが美味しい豚肉を追求する過程で、結果として平均的な豚に比べて有意な違いが出ていることが、研究機関の分析結果によりわかっています。つまり、ゴールデンポークは平均的な豚よりも旨味を多く含んでいると言えます。

項目 ゴールデン
ポーク
(GP)
一般豚 差分 対比
オレイン酸 45.3% 38.9% +6.4% 116.5%
  • 日本食品分析センター調べ(過去3年の平均値)
  • 日本食肉消費総合センター「食肉栄養データ」(2003年)

「環境」のこだわり

サイボク飼料 サイボクブランド豚の飼育

「人間は環境の生き物」と言われるように、生物と環境の関係は分けて考えることはできません。豚にとってのベストな環境は何かを考えながら、サイボクは養豚業にまい進してきました。環境は与えられるだけではなく作っていくものでもあります。豚によい環境づくりについてのサイボクの取り組みをいくつかご紹介します。

① 牧場内の飼料工場

サイボクは牧場のすぐ隣に「豚専用の飼料工場」を持っている珍しい会社です。これは豚を大切に思う創業者の「出来立ての飼料を豚に食べさせたい」という思いが形になった飼料工場です。作りたての餌は香りが失われていないので豚にとって嗜好性が高く食欲を高め、飼料工場で飼料の粒度を調整することで消化吸収がしやすくなります。
餌は鮮度が命です。だから私たちは長期間にわたる飼料の作り置きはしません。こうした非効率な運営でも愚直に行うことが良質なお肉を作るための胆となる、と私たちは信じているからです。

② 日本百名水の地

成人の男性の体の60%は水だと言います。体の半分以上が水であるなら、生き物にとって水が大切なものであることに疑いようはありません。私たちの牧場は日本百名水のひとつに数えられる桂葉清水(かつらはしみず)が湧き出る地にあります。豚たちは地下からくみ上げた井戸水を飲んで育ちます。
また豚たちが病気にかからないように周囲にひとけが少なく、緑の森に囲まれた丘の上に牧場があります。これも豚の健康を思って選んだ環境のひとつです。美味しい水と自然に囲まれて、今日も豚たちはすくすくと育っています。

③ 最後は人

豚にとってとても大切な環境がもう一つあります。飼育する「人」です。豚の潜在的な能力を最大限に発揮できる条件は、健康に育つこと。したがって飼育員による豚の健康管理がとても大切になります。今、豚がどんな状態にあるのか。その状態に対してふさわしい管理ができるか。養豚家にとって大変重要かつ繊細な問題です。
サイボクの創業者は「豚の気持ちになって考えなさい」とよく言いました。私たちにとって豚はただの家畜ではなく家族同様なのです。サイボクの牧場には豚好きの飼育員が集まります。「好き」を原動力に、豚に対する感度を上げていくことで、今豚が何を求めているのかを理解したいと願いながら毎日豚と向き合っています。そうしたDNAが創業時より今なおサイボクの牧場には息づいているのです。
こうして豚にとって良い環境をひとつひとつ作っていったのです。