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海からぶたがやってきた著者 下嶋哲朗・作、下嶋幸子・絵出版社 くもん出版 価格 1,200円 |
| これは、第2次世界大戦で壊滅的な被害を受けた沖縄に、豚を送り食料を供給しようとした、7人のハワイの日系人の物語である。 アメリカ本土、オレゴン州ポートランドから、ヨークシャー(?)の母豚五〇〇頭と雄豚五〇頭を沖縄まで運ぶために出発したのは1948年8月のことである。 アメリカから沖縄までの輸送には、28日間もかかり、甲板に小屋を作り、豚に餌をやりながらの輸送は並大抵の苦労ではなかったようだ。 船酔いに苦しみ、狭い船の中での不自由な状況で重労働にたえながら、7人の男達はそれでもあきらめずに沖縄まで豚を運んだ。その執念にはほんとうに頭が下がる。 そこまで、男たちをやる気にさせたものはなんだったのか。それは、沖縄にとって豚という動物がどれだけ貴重で、欠くことの出来ないものとなっているかを物語っているだろう。そして、外国にいながらも同じ沖縄人であるという結束の強さがこのような仕事を成しとげたのだろう。 珍しい昔の沖縄の写真なども多くあり、小学校低学年向きだが、おもしろい。 | |
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