2.ブタグッズ入門論
・・・なぜ世の中にこんなにブタグッズが存在するのか?・・・
- 「入門書」・・・『空飛ぶ豚』荻野アンナ著(共同通信社・99年2月)
- 『ブタ礼賛』H.D.ダネンベルク著・福井康雄訳(博品社)
- 「象徴」・・・ブタは子供を多く産み、成長も早いことから子孫繁栄や蓄財の象徴とされる。
- 「貯金箱」・・・ブタといえば貯金箱である。スウェーデンのスポンガに住むオヴェ・ノルトストロムさんは、39年間にわたってブタの貯金箱を収集。その数は3075個に達した。(ギネスブック’98より)
[海外事情]
- ヨーロッパ
- 「ヨーロッパでは、ケーキ店で時折ブタの‘姿作り(?)’のお菓子を目にする。さすが生活になじんでいるという感じです。」(荻野さん)
- フランス
- 「NAF NAFは、ブタのデザインの服、ネクタイ、タオル、アクセサリーなどのブタグッズをたくさん売り出している」(舩山さん)
- ドイツ
- 「ソーセージの国だけあって、あちらこちらのお店にブタグッズがある。よって、選び買いするのに時間がかかってしまう。」(尾嶋さん)
- イギリス
- 「一番ブタグッズが多い国。特にキッチン関係の用品が多い。」(三村さん)
- オーストラリア
- 「ブタについて特別な想いや意味はない国ですが、犬・猫・コアラ・カンガルーなどと同様に、様々なブタグッズがある。」(尾嶋さん)
- アメリカ・カナダ
- 「シアトル(アメリカ)とバンクーバー(カナダ)へ行ったとき、たまたまだと思うが、両方の国でそれぞれブタグッズ専門店を発見し、店ごと買いたくなってしまった。カナダのブタグッズ店の隣には、猫グッズ専門店があった。」(尾嶋さん)
- 「アメリカでもラバースタンプやハンドペインティングの置物があります。」(舩山さん)
- インドネシア
- 「牛っぽいブタの木彫りがある」(舩山さん)
- 「バリ島では、ブタは神様の使いとされている。飛び豚の木彫りの置物がある」(三村さん)
- 香港
- 「中国文化圏内であるため、ブタに対して日本のようなマイナスイメージはない。十二支の中の動物が日本のイノシシではなく、猪(ブタ)である。北京は政治の町ですが、香港は商売の町でブタはお金儲けの縁起物になっている。特に、猪(ブタ)年の時には面白いブタグッズが数多く登場する」(菊川さん)
- 中国
- 「中国の歴史には、常にブタが最も重要な家畜として位置を占めていた。それゆえ、家庭にとって何とも縁起の良い動物としてブタが愛されている。お正月には、百福を呼ぶとして、太ったブタが門を押し入った来る絵、ブタが宝箱を背負っている絵を壁に貼ったりする。ブタの切り絵や刺繍、それに多くの陶芸品が人々に親しまれている。」(津田謙二さん)
[国内事情]
- サンリオの「ZASHIKIBUTA(座敷ブタ)」・・・「今から15〜20年くらい前には、サンリオのどこのお店にもZASHIKIBUTAがあったが、最近は全く見られなくなった。当時、子供だけでなくOLにも人気があり、今でもブタグッズコレクターはこのキャラクターは大好きである。」(尾嶋さん・舩山さん)
- 映画「ベイブ」(1995年ユニバーサル映画:1996年日本公開)・・・96年春に日本で初公開され、ベイブ・ブームが起こった。イギリスの作家D.K.スミスの童話の映画化で、アカデミー賞主要7部門にノミネートされた。ホゲットさんの農場にやってきたこぶたのベイブが、犬や羊たちの素直に心を通わせることによって立派な「牧羊豚」となり、ついに牧羊犬コンテストに出場し、優勝するという物語。「この映画のおかげでブタが市民権を得た(?)と言える。ブタグッズイコール可愛いとのイメージが一般にも定着した。第2弾の『ベイブ都会へ行く』(’99)の方は、前回より評判を得なかった。」(舩山さん)
※ベイブのブタグッズも発売された。:ぬいぐるみ(声が出る)、マグカップ(プラスティック製)
- 豚グッズ『豚珍感展』(1996年秋)・・・芥川賞作家で慶応大学助教授の荻野アンナさんが、今まで集めた豚グッズの中から約180点を展示。東京・銀座の「日動キュリオ」で開かれたが、マスコミなどでも取り上げられ、世の中にブタグッズコレクターの存在を強くアピールした。この展示をきっかけにブタグッズコレクターの交流が芽生え始めた。「日動キュリオで開催された作家の展覧会の中で、最も無意味な企画であったと自負しています。お陰様で同好の士と会えたのは有り難かったです。」(荻野さん)
- サイボク「心友誌」・・・心友誌(年4回発行)の中で、96年よりブタグッズコレクターを紹介する記事を連載。この記事を通してブタグッズコレクターの存在とネットワークができつつある。
[ブタキャラクター&マンガ事情]
いろいろなブタキャラクターがマンガ、アニメ、映画、グッズ製品となっている。
- アメリカ
- ディズニー映画「三匹のこぶた」「クマのプーさんに登場するピグレット」「トイ・ストーリーのハム」など
- ターナー映画「ポーキー・ピッグ」「ハムトン」(舩山さん)
- 中国
- 昔から西遊記の「猪八戒」が有名である。詳しい著書に武田雅哉(北海道大学文学部助教授)著の「猪八戒の大冒険」(三省堂)がある。
- 香港
- 小さい子供向けの人気キャラクター「マック、マッグ」があります。(舩山さん)
- 日本
- サンリオの「ZASHIKIBUTA」がキャラクターグッズ製品となった。
- 「シッタカブッタ」(漫画本)小泉吉宏著が大人の心を癒す本として登場。
- 「とんでぶーりん」(漫画本・アニメ)
- 「はれときどきぶた」(漫画本・アニメ)
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