藏猪

●起源 チベット、四川西部、雲南西北部の広い地域に生息する。標高2000m以上の高地で放牧飼育され、3500m以上においても飼育が可能である。この山岳地帯においては交通が不便なため、他の地域からの豚の混入は考えられず、土着の豚が山岳民族により維持・改良された品種と考えられる。

藏猪●特徴 毛色は全身黒色がほとんどであるが、六白、斑模様が出る個体もいる。藏猪の被毛は剛毛で、背線部にはたてがみのような長毛があり、12〜20cmに達する。冬季には絨毛が生え、被毛は密になり、夏期には短く薄くなる。体型は小型(6ヶ月令で体重10kg前後)で、口吻は長く円筒状で先端部分は尖っている。耳は小さく、わずかに立っており、活発に動く。藏猪は、大型、中型、小型によってそれぞれ呼称が異なる。飼育方法は、全年放牧飼育で、野草や木の葉、ミミズなどを捕食する。

藏猪●エピソード 山岳地帯での飼育に適応したためか、四肢はシカのように細いとされている。また、あまり大きくなりすぎると麓の町へ売りにいけないという事情から小型に改良されてきた。
 子豚の肉は香猪に匹敵するといわれ、加工肉は「琵琶肉」として長期保存肉として有名である。


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