香猪

香猪起源 香猪は中国貴州省の地方種である。平均海抜500〜600mの山間地で飼育されている。このあたりは、少数民族の居住区で気候は年平均15〜18℃と暖かく、水稲を中心とした自給農耕生活を営んでいる。山あいを谷川が流れその斜面に段々畑や小さな水田が開かれている。この地方の風習として、特別な来客に子豚(哺乳子豚のこともある)の丸焼きを食卓に出し歓迎するものがある。また、子豚を贈答品とすることもある。飼育環境が大型種に不向きなことに加え、このような食習慣が香猪を小さな豚にしてしまったのである。香猪の名は肉質が良く香りも良いことに由来している。

香猪●特徴 体躯は小さく、耳は薄く下垂し、全身真っ黒な豚である。四肢は短く、背はわずかに凹んでおり、腹は大きく地に着くようである。体重は山地により様々で、4ヶ月令の母豚(極めて早熟)で体重8〜11kg、24ヶ月令の母豚で体重40kg、身長80cm、胸囲75〜86cm、体高45cmという報告がある。

●エピソード 香猪をこれからどのように利用するのか。一つは実験用のミニブタとしての利用が挙げられる。もう一つは食用である。早熟で骨が細く皮膚も薄いため、子豚の丸焼きや加工品向けの特殊な高級豚肉として利用することはできないだろうか。


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