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食べ物としての動物たち著者 伊藤 宏出版社 講談社 価格 940円税別 |
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著者は北里大学獣医畜産学部教授、北里大学学長として長く畜産学教育にたずさわってきただけあって、本書も家畜、畜産に関して極めて簡潔によくまとまっていて、あらためて感心させられることも多かった。 豚から始まり採卵鶏、ブロイラー、肉牛、乳牛と、畜産物を生産する家畜についてすべてを網羅し、我々の食べている畜産物がどのような過程を経て生産されているかが詳しく述べられている。 著者がはじめにで述べているとおり「我々が健康で楽しい生活をおくっていけるのは、まず、食べ物が豊富にあるからである。中略 しかし、「食べ物」としての「動物たち」−ふつう「家畜」と呼ばれる彼らの生きている姿は、ほとんど目にふれることはない。」 著者は短い一生をおくるこれら家畜たちの物語として、彼らのために密やかに代弁することにしたのである。時に忘れかけていた家畜を思い浮かべ、生命の不思議さに触れ、自分たちの食料の将来について考えてみるのも意義深いかもしれない。 日頃、口にしている肉や卵、牛乳がどのように作られているのか知りたい人にはぜひとも読んで欲しい一冊である。 | |
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