ブタの起源

イノシシが豚になった理由

 イノシシの肉は美味で、古来シカとともに狩りの対象として重要な存在でした。イノシシが簡単に捕獲できる間は、飼い慣らして繁殖させる家畜化の必要はありませんでした。しかし、人口が増加し、食料の確保、安定供給が要求されるようになって家畜化が始まりました。人間側の要求により、一部のイノシシは家畜化されて豚へと変身していったのです。

イノシシが豚になれた理由

─家畜化しやすいイノシシの性格─
 野生動物が家畜化されるには、人間側の家畜化を必要とする動機と、それを可能とする動物側の条件の両者がそろわなければなりません。イノシシのこんな性格が家畜化される条件を満たしました。
  1. 雑食性  植物性のものから昆虫、蛇なども食べる。ヒトの食べ残しや余りもので飼養でき、さらにヒトの排泄物も始末してくれる掃除屋である。
  2. 群居性  通常、5〜50頭の群れをなす。1つの囲いのなかで飼育できる。
  3. 多産  妊娠期間がほぼ115日と比較的短いうえ、1度にたくさん生む。子供の時から飼育でき、手なずけやすい。
  4. 繁殖の習性が単純  イノシシの性行動は他の動物のような複雑な儀式がなく単純で、周囲の環境にあまり影響されない。飼育下でも簡単に繁殖できる。

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