淮猪

●起源 淮河(中国河南省桐柏山に源を発し、東シナ海に注ぐ中国第三の大河)流域に生息する在来種で、淮北猪とも呼ばれる。江蘇省淮陰地方の全域で見られる。

淮猪●特徴 外貌は中型で、頭は長く耳は大きく垂れ下がっている。額のシワが顕著で、雄では睾丸にも明確なシワが存在する。背線部はやや凹み、体下線は垂れ下がっている。皮毛は黒く、冬になると剛毛の間とその下部に柔らかい赤褐色の皮毛が発達するが、春になると脱毛してしまう。母豚においては、乳頭の発達が顕著で、ある報告によると14〜23個の完全に発達した乳頭が確認されている。

淮猪●エピソード  淮猪が生息する地域は、平地ではあるが、大部分が石灰性沖積砂土で土壌がやせている。しかし、気候は温和で雨量も多く、青草が豊富である。この地域は雑穀の生産が盛んであるため、収穫後の畑に残された残り物が豊富にある。そこでこれらの畑に豚を放牧し、それらを飼料として摂取させ、糞は堆肥として利用されるのである。このように、飼料の大半は粗飼料に依存しており、そのほかに甘藷、落花生、大豆などの副産物を給与している。しかし、栄養価の高いエサは子豚哺育中の母豚を中心に与えるため、必然的に粗飼料に耐えられるように胃腸の容積が大きく、腹部がそれに伴って下垂するタイプになっている。


目次総合大学豚の品種