金華猪

金華猪起源 金華猪は中国浙江省金華地区を原産とする中型の豚である。この地域における養豚の歴史は古く、西晋(AD265〜316)の頃の遺跡から陶猪が出土している。また、気候が温暖(年平均17.4℃)で湿潤(降水量1472.1mm)なため、飼料条件が良かったことも養豚が発達した理由の一つである。その反面、この気候は豚肉の輸送にとっては大変不利なものであった。そこで、考えられたのが加工品の製造である。世界に名高い現在の「金華ハム」の製造法が確立したのは今から約400年前のことである。

金華猪特徴 体型的には、頭と臀部が黒く、額にはしわがあり、腹は大きく下垂し、四肢は細く短い。成豚の体重は100〜120kgとされている。繁殖能力は、分娩頭数は10〜12頭と大型種と変わりはないが、生時体重は700gと小さい。哺育能力は高く、静岡県の報告では分娩柵がなくとも圧死は皆無であったという。産肉能力について、中国の資料ではDGが464g、FCが3.65(16.8〜76.0kg)という報告があるが、日本での調査結果ではそれよりもやや劣るようである。また、枝肉も脂肪が多く、ロース芯が小さく、日本の規格では等外品になってしまう。


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