バークシャー(黒豚)

●起源 原産地のイギリス・バークシャー州においては古くから赤褐または砂色、およびこれらに黒斑を混じたもの、あるいは黒白斑で耳の垂れたものが飼われていた。これにアジア野猪型に属するシアメース(シャム)、ネアポリタン(イタリア)、チャイニーズ(中国)などを交配して改良し、1862年に固定品種として公認されたものである。

バークシャー(外貌)●特徴 黒色の地色に、顔の一部(額もしくは鼻端)、四肢下端および尾の先端が白く、いわゆる「六白」と称し一般に良く知られている豚である。顔はややしゃくれ、額は広く、耳は直立している。体重は成豚で200〜250kg内外のものが多い。
 肉質はやや暗色を帯るが、繊維は細く軟らかく、脂肪は理想的に散在し、生肉としては最も美味芳醇な味をもつものとして高く評価されている。また、体質も強健で、早熟・肥満性に富んでいる。 繁殖能力は大ヨークシャーやランドレースに比べるとやや劣る。

バークシャー(顔)●エピソード 本種は、イギリスから世界各国へ広まっていった。アメリカではアメリカンバークシャーはもちろんのこと、デュロック、ハンプシャー、チェスター・ホワイト、スポッテッド、ポーランドチャイナなどあらゆる有色種の改良に貢献した。また、カナダではラコム、ベルギーではピエトレンの基礎豚となっている。日本でもかつては中ヨークシャーに次いで多く飼育されていたが、経済効率追求型の畜産にそぐわず、一時は希少品種となったが、近年のグルメ志向により肉質の良さが認められ、再び頭数を増やしてきている。


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