【ギフト】

【2025年版】お歳暮はいつからいつまで?お届け時期と表書きの基本

はじめてお歳暮を贈る方、久しぶりにお歳暮を贈る方へ。

いつお届けすれば礼儀にかなう?地域で違いはある?遅れそうなときはどうする?

——迷いやすいポイントを整理しました。

 

この記事では、基本のお歳暮の時期、地域別の目安、ベストな購入時期、購入時に注意したい「お届け期間」の見方、

万一遅れた場合の熨斗の表書きまでを一気に確認できます。

最後までお読みいただけば、自信をもってお歳暮のお届け日を決められるようになりますよ。

目次

1. お歳暮はいつ?全国の基本時期

カレンダー 12月のイメージ

1-1. 一般的なお届け時期は12月上旬〜中旬

お歳暮は12月上旬〜中旬にお届けするのが一般的なマナーです。

年越しの準備が本格化する前にお届けすることで受け取り側のご迷惑にならず、礼儀にもかないます。

大手百貨店などでは「12月初旬〜12月25日ごろ」を案内していますが、近年は前倒し傾向もあります。

まずは12月上旬〜中旬を基準にして、相手の方の在宅日に合わせるなどの調整をしましょう。

1-2. 準備開始は11月下旬(在庫・お届け日確保)

人気商品や生鮮食品などは、在庫が無くなったり、お届け日の枠が先に埋まったりすることがあるので、11月下旬から準備をするのが無難です。

購入時は「申込締切り」も大事ですが、選んだ商品の「お届け期間」を必ず確認しましょう。

希望の日にお届けできない場合もあるので注意が必要です。

百貨店や通販サイトでも、11月末準備+12月20日ごろまでの到着を勧めています。

1-3. 手渡しは12月上旬〜中旬の訪問を目安に

お歳暮の手渡しは12月上旬〜中旬が目安です。

相手の在宅日時を事前にうかがい、長居を避けて短時間のご挨拶でお渡しします。

ビジネスのお歳暮は、相手企業の最終営業日よりも前に受け取れるよう段取りに注意しましょう。

 

 

2. お歳暮はいつまで?お届け日の目安と切り替え

2-1. 12月20日までにお届けするのが基本

年末は配送業者の出荷・配達が集中して、通常より1〜3日多くかかることがあります。

相手の方に失礼なく受け取ってもらうには、12月20日までのお届けを基本に考えて、それより前に届くよう逆算しましょう。

「おおむね12月20日まで」がベストです。

2-2. 遅い場合は12月25日まで可(条件あり)

大手百貨店などでは「12月初旬〜12月25日ごろ」を一般的な範囲として案内しているところもあります。

ただしこれは許容範囲ぎりぎりの目安で、遅くなるほど相手の方の年越し準備を煩わせてしまうので注意しましょう。

できるだけ12月20日までを基本にし、25日に近い場合は相手の方の在宅や、保管の可否(冷蔵庫スペースなど)を確認してから手配します。

2-3. 間に合わない時は「御年賀」か「寒中御見舞」

御年賀のイメージ 熨斗付き

 

年内に届けられない場合は、熨斗の表書きを「御年賀」に切り替えて、松の内(関東は1月7日/関西は1月15日)までにお届けします。

松の内を過ぎたら「寒中御見舞」(立春の前日まで)にして贈ります。

年により暦日は変わるため、その年の暦で確認しましょう。

地域 お届け時期 熨斗の種類
関東 1月1日~1日7日 御年賀
1月8日~2月3日頃(立春の前日)まで 寒中御見舞
関西 1月1日~1月15日まで 御年賀
1月16日~2月3日頃(立春の前日)まで 寒中御見舞

 

令和8年 暦要項(二十四節気)|国立天文台暦計算室(NAOJ)

 

3. 地域別のお届け目安(関東・関西・北海道ほか)

地域 お届け時期
関東 12月1日~12日20日ごろ
関西 12月10日~12月20日ごろ
北海道・東北 12月10日〜12月20日ごろ
その他の地域 12月10日〜12月20日ごろ
沖縄 12月初旬〜12月25日ごろ

3-1. 関東|12月1日〜12月20日ごろ

関東では12月1日〜12月20日ごろのお届けが一般的ですが、前倒し傾向が強めです。

12月上旬〜中旬を基準に、相手の方の在宅日に合わせてお届けできるよう、早めに手配しましょう。

3-2. 関西|12月10日〜12月20日ごろ

関西は12月10日〜12月20日ごろが一般的です。

12月13日(事始め)から贈る慣習も広く紹介されていますが、現在は前倒しも一般的になりつつあります。

ただし相手の方のご都合を最優先にするのが基本です。

3-3. 北海道・東北など|12月10日〜12月20日ごろ

北海道・東北なども12月10日頃〜12月25日ごろが一般的ですが、

降雪の心配がある地域は配送遅延のリスクを考慮して、1〜3日ほどの前倒しや期間指定をするのが安心です。

贈り物を選ぶ段階で、常温の品物・日持ちする品物を選んだり、

週末・休業日前を避ける日付指定をしたりすることが先方への配慮にもなります。

3-4. その他の地域|12月10日〜12月20日ごろ

北陸、東海、中国、九州地方も、12月10日〜12月20日ごろが一般的です。

3-5. 沖縄|初旬〜12月25日ごろ

沖縄は12月初旬〜12月25日ごろと時期が長めですが、離島への配送を考慮した余裕あるお届けが安心です。

 

4. お歳暮の受付はいつから?

お歳暮のイメージ 熨斗付きの包み

4-1. EC受付開始は11月上旬が一般的

大手百貨店やWEBのモールでは、11月上旬からお歳暮特集を公開・受付開始するのが通例です。

早期の注文は在庫が豊富でお届け日の選択肢が広いのが利点。

購入の際は、お届け可能期間を確認→相手の在宅日に合う日を確保→贈る品物を確定、の順で決めていくと希望に近い購入ができます。

4-2. 店頭ギフトは11月下旬に本格化

店頭のギフトセンターは11月下旬から混みやすく、伝票作成・のし指定などの手続きでも時間がかかります。

実物を見たい方も、先にお届け日だけECで確保→店舗で最終確認の二段構えにするとスムーズです。

4-3. 受注締切りは商品・温度帯・地域ごとに異なる

同じショップでも冷蔵・冷凍・産直は受注締切りが早めだったり、離島・降雪地はお届け期間が短かったりすることがあります。

商品ごとに、案内に書かれている「お届け期間」や「最終お届け日」などの情報を必ず確認しましょう。

 

5. いつ買うのが良い?購入時期と締切り

5-1. 早割で買うのは在庫確保とお届け日確保に有効

早割のタイミングに購入するのは値引きだけでなく、在庫確保と希望するお届け日の確保に有効です。

人気の生鮮品や産直品は、早めに売り切れてしまったり、お届け日の枠が埋まってしまったりしやすいので、

11月中に開催されることの多い早割のタイミングで購入するのがおすすめです。

5-2. 申込締切りより「お届け期間」を最優先に確認

お歳暮をいつお届けするかは重要なポイントですよね。

ところが同じショップでも商品・温度帯・配送先地域でお届けが可能な期間が異なる場合があります。

希望する日が「お届け期間」の対象内かどうかを最優先に、商品情報の中から確認しましょう。

 

6.お歳暮はいつ届ける?お届け日の決め方

風呂敷包みをもっている女性

6-1. 年末は通常より1〜3日長めに見込む

年末は出荷・配達が集中します。通常より1〜3日多くかかる可能性を考慮して、

遅くとも12月20日までのお届けを基本に、12月20日より前に届くよう逆算して手配しましょう。

やむを得ず12月25日近くになる場合は、相手の方の在宅日や冷蔵・冷凍保管の可否などを事前に確認しておくと良いです。

6-2. 生鮮食品は週前半のお届け指定が安心

冷蔵・冷凍の生鮮食品は、週末や休日前の配送が混むタイミングのお届け避け、週の前半到着に寄せると遅延の心配を減らせます。

ただし、相手の方が在宅で、受け取り後すぐに使えるタイミングが理想です。

6-3. 不在が多いと相手には在宅日確認と置き配可否

不在の時間が多い相手に贈るときは、適当な日付を指定しないほうが良いです。

あらかじめ相手に在宅日や時間帯を確認して指定しましょう。

冷蔵や冷凍食品でなければ、置き配または宅配ボックスの可否を事前に確認して利用するなど、

相手の方のご都合に沿ったお届けを設定するのも良い方法です。

 

7. いつ渡す?手渡しの作法

風呂敷に包んだギフトを手渡しする女性

7-1. 企業へは最終営業日の前までに

企業へのお歳暮は、年末の繁忙期前の平日、または最終営業日の前までが目安です。

年末休業に入ると担当者が不在となりお渡しできないため、注意しましょう。

またあらかじめ、相手の社内規程(受領可否)にも留意が必要です。

7-2. 自宅訪問は在宅日時を事前に確認

手渡しは12月上旬〜中旬が目安です。

相手の方の在宅日時を事前にうかがい、長居を避けて短時間のご挨拶でお歳暮の品をお渡しします。

不在が多い相手先には宅配でのお届けにする、常温・小分け・日持ちする品を選ぶなどの配慮もすると良いでしょう。

7-3. 手渡しは短時間のご挨拶が基本

年末の忙しい時期に長居をしては相手の方の負担です。

基本的に、玄関先で短時間のご挨拶に留めるのが礼儀です。

 

8. 夏はどうする?お歳暮とお中元の違い

夏の贈り物、ギフトのイメージ

8-1. お中元時期|関東7月上旬〜中旬・関西7月中旬〜8月上旬

お中元は関東:7月上旬〜中旬/関西:7月中旬〜8月上旬が一般的です。

地域により時期にやや差があるため、相手の方の地域に合わせるのが基本です。

北陸など一部地域は独自の幅がある点も押さえておきましょう。

8-2. 立秋後は残暑見舞いへ熨斗の表書きを切替え

立秋(年により日付が変動)以降は、表書きを「残暑見舞い」にします。

来年2026年の立秋は8月7日です。

 

令和8年 暦要項(二十四節気)|国立天文台暦計算室(NAOJ)

8-3. お歳暮との違い|季節・表書き・地域差

お中元=夏のご挨拶、お歳暮=1年間お世話になった感謝、です。

遅れた場合の切替は、お歳暮→御年賀/寒中見舞い、お中元→暑中見舞い/残暑見舞い。

どちらも地域差があるため、相手地域の慣習に合わせるのが失礼のない方法です。

 

9. まとめ(これだけ押さえればOK)

・お届けの基本は「12月上旬〜中旬」。相手の地域に合わせる。

地域 お届け時期
関東 12月1日~12日20日ごろ
関西 12月10日~12月20日ごろ
北海道・東北 12月10日〜12月20日ごろ
その他の地域 12月10日〜12月20日ごろ
沖縄 12月初旬〜12月25日ごろ

 

・遅くとも「12月20日」までのお届けを基本に、できるだけ前倒し。

・「12月25日ごろまで可」というのは許容の上限。

・生鮮食品を贈る場合や降雪地への配送は、余裕をもって早めに手配。

・購入は「11月上旬〜下旬」がおすすめ。「お届け期間」を最優先で確認する。

・間に合わない時は「御年賀」(松の内)→過ぎたら「寒中見舞い」に切替える。

地域 お届け時期 熨斗の種類
関東 1月1日~1日7日 御年賀
1月8日~2月3日頃(立春の前日)まで 寒中御見舞
関西 1月1日~1月15日まで 御年賀
1月16日~2月3日頃(立春の前日)まで 寒中御見舞

 

 

 

 

いつお届けするかに迷ったら、まず相手の在宅日を事前に確認させていただき、その日に届けられる商品の選択肢から決めましょう。

お届け日が決まれば、品物選びはぐっと楽になります。

今年一年間の「ありがとう」を、相手の方に気持ちよく受け取ってもらえる日にお届けしましょう。

 

<参考>

お歳暮・冬ギフト特集2025|日本郵便のネットショップ

意外と知らないお歳暮のマナー|三越伊勢丹グループ

お歳暮はいつからいつまで?|高島屋オンラインストア

髙島屋のご贈答マナー お歳暮|高島屋

お歳暮の時期はいつからいつまで?関東・関西の違いや遅れたときの対処法を解説|大丸松坂屋 お歳暮ギフト2025

お歳暮の時期|JR東海いいもの探訪(コラム)|東海旅客鉄道株式会社

お歳暮を贈る期間はいつ?|阪急阪神百貨店

お歳暮の時期はいつからいつまで?|楽天市場 お歳暮・冬ギフト特集2025