大人向けの読み物

ぶたの本

ぶたぶた

著者 矢崎存美
出版社 廣済堂 価格 1,400円税別
「ぶたぶた」。ああ、何て素敵なぬいぐるみなんだろ。「ぶたぶた」。ああ、何ていいお話なんだろ。……もし「ぶたぶた」とお友達になることができたなら、それはすんごい幸せなことで、その事実はきっと、私の一生の宝物になってくれるだろう。
……そんな私の理想のぬいぐるみなんだ。        (新井素子氏評帯より)
 ぶたぶたは著者がプレゼントされたぬいぐるみのひとつである。この小説は、そんなぶたぶたの独り言を書いたものだそうだ。
 なんとぶたのぬいぐるみなのに「山崎ぶたぶた」と名のり、年齢的にはどうやらおじさんのようだ。ぶたぶたはあるときは人事部長、あるときはタクシー運転手、ある時はフランス料理のシェフとして人間並みに、いや人間以上の活躍をするのである。
 著者はあとがきで「ぶたぶたが小説家だったらいいなあ。かわりに仕事してもらおう。」といっているように、だれでもこんなぬいぐるみがあったらなあと思う
「ぶたぶた」なのである。
 1964年、埼玉県生まれ。
 '85年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞受賞
 という著者の代表的作品である。

目次ぶた図書館大人向けの読み物