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続・豚の死なない日著者 ロバート・ニュートン・ペック訳者 金原瑞人 出版社 白水社 価格 1,500円 |
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本書は、「豚の死なない日」の続編である。豚の屠殺を職業とする父親が死んだのが5月。この作品は、それから数週間のちのある事件から始まる。 主人公のロバート少年(著者自身)は、父親が死んでしまって、まだ13歳というのに母親と伯母さんとの3人家族の中心となって支えていかねばならない。しかし、牡牛のソロモンが死に、干ばつが続いて作物はろくに育たず、そのうえ大不況がアメリカを襲う。食べるものもろくにないような生活が続き、働きに出た先でも仕事が次第になくなり、失業することになる。そして、最後には担保に入っていた農場までも失うことになる。 こんなふうに紹介すると、ずいぶん暗い作品のように聞こえるが、ロバート少年は数々の厳しい現実と向かい合い、一歩一歩大人への道を明るくたくましく生きていくのであった。 著者が前作を発表したのが、1972年続編発表が1994年、納得できる作品を書き上げるまでに20年以上たっている。著者にとって続編を書く方がずっと大変だったのだろう。 不況の日本にあって、想像を絶する大不況を生き抜くロバート少年の生き方は我々に勇気を与えてくれる。 | |
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