漢江黒豚
●起源 漢江黒豚とは陜西省南部の漢江流域にいる黒河豚・鉄河豚・鉄炉豚・水硝河豚・安康豚などの同族同種異名の豚の総称である。主な分布は漢中地区と安康地区が中心となっている。この地域の発展には、秦・漢時代における関中および甘粛から、そして明・清時代の湖北および四川からの移民の影響を強く受けていると言われている。したがって、漢江黒豚の成立に関しても、初期には八眉豚、後期には四川豚の影響を受けているとされている。しかし、現在の漢江黒豚はその後の品種改良により確立されたもので、華北型と華中型の中間に当たる過渡型品種とされる。

●特徴 漢江黒豚は大きく分けて大耳型と小耳型に分けられる。中華人民共和国成立以前は、大耳型と小耳型はともに漢中・安康各地で飼育されていた。しかし、時間の経過と共に西部から東部にかけて耳と体の大きさが徐々に小型化してきた。大耳型は体が比較的大きく、皮膚は軟らかく、骨が太く、発育が比較的遅い。これに対し、小耳型は体が小さく、皮が薄く、骨が細い。また、早熟で発育が早く、その肉質も軟らかいとされている。


目次総合大学豚の品種