原種豚紹介

現在、サイボク南アルプス牧場で育種している品種は大ヨークシャー、ランドレース、バークシャー、デュロック、中ヨークシャーの5品種です。
大ヨークシャー
 体型はやや小型で肉のキメと脂肪の質に優れています。体脂肪も適度にあり、特に皮膚、被毛が柔らかいためストレスにも強く、足腰も丈夫でゆったりとしたタイプの種豚です。また、生時体重は1.0〜1.2kgと小さいが産子数は多く、母性愛の強さから子育ては上手です。そのためF1種豚を生産するための基礎豚として重要な役目をしています。また、大ヨークシャーは肉質の良さからバークシャーとのニッキング(相性)も良く、今後美味しい豚肉を生産するためにも必要不可欠な系統です。
ランドレース
 体型は、サイボクならではの独自のランドレースといわれるほど特徴があります。体はやや短く、頭部が大きく、耳はうすく大きく垂れています。被毛は種豚では、軽くウェーブがかかり、巻き毛の状態となります。このような雄豚は活力も強く遺伝力も強い物を持っています。また、足蹄に関しては蹄が大きく、先端は丸く大きく開いて厚みのある蹄で弾力があります。足は短く、そのため重心が低くなり、どっしりとしたタイプでいままでのランドレース=足腰が弱いといったイメージを全く感じさせない強健なタイプの種豚です。このような種豚はどのような環境にも順応し、強健性を次世代に遺伝させることができます。
バークシャー
 サイボクのバークシャーは、昔の「鼻ぺしゃバークシャー」が絶滅しそうなことに気づき、1988年急きょ鹿児島から、50頭弱の「鼻ぺしゃバークシャー」を導入し、現在まで育種改良を続けています。
「鼻ぺしゃバークシャー」の特徴
・でかい顔:鼻は短く上に大きくしゃくれています。特に下顎のほうが上顎より長く、頭骨は短いです。なにより下顎の幅があり、その強健性を裏付けています。
・胴長短足:胴は長く、四肢は短いです。体質の柔らかさが特徴です。
・骨:管囲(人間で言う足首の辺り)は細く、骨の細さを表しています。
・肉質:バークシャーの特徴は何といってもその肉質です。一般に脂肪の質は飼料の影響が大きいと言われますが、それ以上に品種の特徴としての「脂肪の風味」がバークシャーにはあります。そして、細い筋繊維です。肉のキメが細かく、しゃぶしゃぶで食べたときには、バツグンの柔らかさとして感じることでしょう。
デュロック
 サイボクのデュロックは、「美味しい肉豚のために」を第一に考え、強健性と肉質に重きを置いた育種をしてきました。そして、この強健性と肉質に重要なのは、骨(骨格)であると考え、生体と肉質の関係を調査し、現在の系統維持にいたっています。現在の系統の特徴は大きく見て、2点あります。
1.太いロース芯‥‥40平方cm台後半から50平方cm台のロース芯があります。
(現場直接検定より)
2.サシ‥‥‥‥‥‥ロース芯のIMF値(筋肉内脂肪量)で平均4〜6%程度(最大13%)あります。
(自社調査結果)
中ヨークシャー
 発育の悪さや管理の難しさなどから一時期絶滅寸前にまで追い込まれてしまいました。体型はやや小型で肌のキメは細かく、鼻がしゃくれています。肉質は筋繊維が細くキメの細かさが柔らかい食感として印象に残るでしょう。また、脂肪の質は甘みを感じ、サッパリとした風味が特徴です。今後美味しい豚肉を生産するためにも有効利用してゆく価値が高い品種です。
 サイボクでは今後も「美味しい肉豚のために」を第一に考え、各品種で育種を進めています。
 サイボク種豚のユーザーが商品価値の高い肉豚を生産できるように、生産性や肉質の調査は今も継続中です。

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